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ポルシェが作ったSUV「ポルシェ・カイエン(初代)」

今回は、ポルシェの初代SUVモデルである「初代カイエン」に焦点を当てて、その性能と評価についてご紹介します。
初代カイエンは、ポルシェにとって救世主的存在となったモデルであり、スポーツカーのDNAを受け継ぎながらも、オフロード走行や実用性にも優れた魅力的なSUVとして誕生しました。
さっそく、その魅力を深掘りしてみましょう!

初代カイエンの登場とその特徴

初代カイエンは、2002年にポルシェによって発売されます。
当時、ポルシェは経営危機に直面しており、アメリカ市場での販売不振や高コスト体質が課題となっていました。
この状況を打破するため、ポルシェは新たな市場に進出することを決め、初めてSUVセグメントに参入することになりました。
その結果、ポルシェの会社経営や売上に大きく貢献しました。
初代カイエンは、ポルシェの経営を支える救世主として登場したのです。

初代カイエンは、スポーティな走りを追求するポルシェらしいエンジンを搭載。
カイエン用に製作された伝統のV型8気筒エンジンは力強い加速と優れたトルクを発揮し、SUVにもかかわらずスポーツカー顔負けのパフォーマンスを提供しました。

オンロードでの高い走行性能だけでなく、オフロード走行にも対応できる設計がなされていました。
アクティブサスペンションや4WDシステムなどが採用され、悪路や未舗装路でも安定した走行が可能。
快適な乗り心地と広々とした室内空間も特徴であり、長距離のドライブや家族旅行にも適した実用的なSUVでした。

初代カイエンの評価

初代カイエンは、その魅力的なデザインとスポーツカーに匹敵する走行性能、オフロード性能、そして高級感あるインテリアデザインなどが高く評価されました。
ポルシェの伝統的なスポーツカーメーカーとしてのアイデンティティを失うことなく、新たな市場に成功裏に進出し、ポルシェのブランド価値を更に高めることに成功したのです。
初代カイエンは、ポルシェの経営において画期的な成功を収めたモデルとして、他メーカーも追従。ロールス・ロイスやランボルギーニからもSUVが発売されていますが、その発端となったのがカイエンというわけです。

現在販売されているのは、2017年にフルモデルチェンジされた3代目カイエンです。
このモデルではデザインがさらに洗練され、先進的なテクノロジーが搭載されています。
さらに、電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル「カイエンEハイブリッド」が追加され、さらなる環境性能が実現されています。