今回は、自動車の運転において非常に重要な要素である「タイヤの空気圧」について解説します。
安全な走行と長寿命のために、タイヤの適正な空気圧を保つことがなぜ重要なのか、セルフでの確認方法などをご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
適正な空気圧とは
タイヤの空気圧は、適切に保つことで車の安定性を確保し、タイヤの偏摩耗や片減り、バーストといったトラブルを防ぐ役割を果たします。
タイヤの空気圧が高すぎると、乗り心地が悪化したりタイヤの摩耗が偏ってしまったりする可能性があります。
逆に、空気圧が低すぎるとタイヤが熱を持ち、バーストのリスクが高まるほか、燃費の悪化や操縦安定性の低下にもつながります。そのため、適正な空気圧をキープすることが重要なのです。
空気圧の確認方法
タイヤの空気圧を確認する方法はいくつかありますが、セルフでの確認方法を簡単に説明します。
まず、タイヤの適正空気圧は車種ごとに設定されており、車のドア枠や燃料タンク蓋の内側、取扱説明書などに記載されていますので、まずはこれらの情報を確認しましょう。
空気圧は空気が温まっていると膨張するので、できればタイヤの空気が温まっていない状態で測定したいところです。
タイヤに空気を補充する際は、ガソリンスタンドのサービスを利用し、適正な空気圧に調整してください。
セルフのガソリンスタンドの場合、エアコンプレッサーを使って自分で空気を入れることになりますが、使い方がわからない場合は店員に聞けば教えてもらえます。
怠りがちな空気圧の確認
実際には、多くのドライバーがタイヤの空気圧点検を怠っている実情があります。
JATMA(日本自動車タイヤ協会)の調査によれば、月に1回以上の空気圧点検が推奨されているにも関わらず、全体の4人に3人がこの事実を知らないと回答しています。
特に女性ドライバーの中では知識不足が顕著で、84.6%が空気圧点検の頻度を知らないと報告しています。
適正な空気圧を保つためには、タイヤ交換時や週末のドライブ前などに定期的な点検を行うことが大切です。
タイヤの空気圧を調整する際には、ガソリンスタンドのサービスを利用して、適正な空気圧に調整してください。
安全なドライブとタイヤの寿命を延ばすためにも、タイヤの空気圧確認を怠らずに行うことを強くお勧めします。
適切な空気圧は乗り心地や燃費にも影響を及ぼす重要な要素であり、自動車の維持において欠かせない点検項目と言えます。
安全運転と快適なドライブを楽しむために、タイヤの空気圧に気を配りましょう。